グリストラップとは
グリストラップとは、業務用の厨房に設置が義務付けられている『油脂分離阻集器』のことです。グリストラップがあることによって、油脂や残飯、野菜くずなどが直接下水等へに流出することを防ぎ、自然環境への悪影響を少なくすることができます。本記事ではこのグリストラップについて、基本的な種類と費用の相場や、コストを抑える方法について紹介していきます。グリストラップの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
グリストラップの種類
以下は、グリストラップの主な種類と特徴です。
屋内埋設型(浅型、深型)
屋内埋没型は、グリストラップを厨房などの床下に埋めこむタイプです。建物の外にグリストラップを設置するスペースがない場合に、この屋内埋設型がよく採用されます。
屋外埋設型
屋外埋設型は、屋外に設置するタイプのグリストラップです。屋外におくことが出来るため、グリストラップの臭いが気にならないという大きなメリットがあります。
屋内床置き型
屋内床置き型は、店舗内の床に置くタイプのグリストラップです。床下に埋め込むわけでも、屋外に設置するわけでも無いため、ある程度の場所をとるというデメリットがありますが、グリストラップを設置するための工事がいらないというメリットがあります。
FRP製
FRPとはFiberglass Reinforced Plasticsの略で、『繊維強化プラスチック』のことです。これはお風呂の浴槽に使われる素材といえばイメージしやすいでしょうか。このFRP製のグリストラップは他の製品よりも価格が安く、腐食する心配がないことが大きな特徴です。
ステンレス製
ステンレスはシンクなどの水回りでよく使われる素材です。鉄やクロムとの合金で成り立っているため、プラスチックであるFRPよりも丈夫なのが特徴です。強度があり、FRP製のグリストラップに比べて傷がつきにくく、水漏れもしにくいので、大型のグリストラップに使われます。
コンクリート製
コンクリート製のグリストラップは、FRP製やステンレス製に比べて非常に少ないものの存在はします。
グリストラップの相場
一般的な相場
グリストラップは種類や設置の規模ごとに、値段が大きく変わります。設置費用まで考えると、小規模店では約60万円~70万円、大規模店では約120万円程度かかるとみて良いでしょう。
屋内埋設型(浅型、深型)
屋内埋設型の浅型なら約10万円程度の費用がかかります。深型の場合は10~20万円程度の製品が多いです。
屋外埋設型
屋外埋設型の場合、大規模なグリストラップが多くなるため値段の開きが大きくなります。安いものだと10万円台から、高いものだと50~70万円台するものまであります。
屋内床置き型
屋内床置き型のグリストラップは小規模なものが多いので、数万円~10万円台のもので種類も多く出回っています。
FRP製
FRP製のグリストラップは規模にもよりますが、小さいものだと10万円台から入手することができます。
ステンレス製
ステンレス製のグリストラップは数万円台から入手することができます。
コンクリート製
コンクリート製のグリストラップは珍しいですが、オーダーメイドで大きさや形を選べるものが多く、値段は求める規模や形によって様々です。
グリストラップのコストを抑える方法
最後にグリストラップのコストを抑える方法について紹介します。グリストラップは設置する規模や種類によって値段が大きく変わるため『飲食店に必要な規模と種類のグリストラップ』を見極めることが大切です。
例えばビルや商業施設の一角にある場合、大規模なグリストラップの設置は現実的ではないため、小規模の床置き型などが適しています。
逆に、広いスペースがある飲食店の場合、大規模なグリストラップの設置が必要になることもあるでしょう。そのため事前にチェックして、飲食店に合わせた規模とタイプのグリストラップを設置することが、余計なコストを抑えるためには大切です。
まとめ
いかがでしたか。本記事ではグリストラップの種類や値段、コストを抑える方法について紹介しました。
『飲食店ごとに適切なグリストラップを選ぶことが重要なのは分かったけれど、何が良いか分からない……』という方は、ぜひグリストラップのプロである『グリトラマン』にご相談ください!グリトラマンは飲食店のグリストラップ清掃からお悩みまで、様々な面でサポートいたします。本記事が皆様の参考になれば幸いです。