飲食店では、毎日シンクから生ゴミや油が流れています。これらのゴミが下水に流れると川や海を汚染してしまうため、その手前でグリストラップによってゴミや油脂分をせき止める仕組みになっています。
グリストラップ内には、油脂分や生ゴミがどんどん溜まっていきますので、掃除をせずにいると中のゴミや油が腐敗し悪臭の原因となります。つまり、グリストラップから漂う悪臭を根本的になくすためには、定期的な清掃をする必要があります。
グリストラップ内で悪臭の原因となるものとして、油脂スカムと呼ばれる油脂がスポンジのような層の膜になって浮いたものや、底に蓄積したスラッジと呼ばれる汚泥物があります。これらは、「産業廃棄物」に指定されているため、一般の生ゴミと一緒に捨てることができません。そのため、許可を受けた専門業者に処理を依頼する必要があります。私たちグリトラマンも産業廃棄物の許可を受けた業者のひとつです。
グリストラップを清掃するときは、悪臭が客席に漂ってしまうことを考えて、お店の営業終了後に作業をすることをおすすめします。万が一、営業中に悪臭が客席にまで漂ってしまうようなことがあると、二度と来店してくれなくなってしまうかもしれませんからね。