グリストラップとは
グリストラップとは、業務用の厨房に設置が義務付けられている『油脂分離阻集器』のことです。グリストラップがあることによって、油脂や残飯、野菜くずなどが直接下水等へに流出することを防ぎ、自然環境への悪影響を少なくすることができます。その分グリストラップは汚れやすいので、定期的なメンテナンスや清掃が欠かせません。そこで本記事では、グリストラップ清掃を業者に依頼する際の費用等について紹介していくので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
グリストラップ清掃を業者に依頼したときの費用
グリストラップ清掃の費用は、その大きさによって異なります。大きさに対する費用の目安は以下の通りです。
100リットル未満 | 20000円以下 |
250リットル以下 | 19000円~25000円 |
もちろん業者や清掃内容によって費用は変化しますが、基本的にはグリストラップの容量が100リットル増えるごとに、プラス10000円ほどかかると考えて良いでしょう。
リストラップの清掃では何をするのか
グリストラップ清掃では、汚泥や油の除去といった基本的な清掃から、グリストラップ内の詰まり解消などを行います。特にグリストラップが詰まっていると、高圧洗浄や配管工事まで必要になるため、費用が高くなる傾向にあります。また、グリストラップから発生する油や汚泥は産業廃棄物扱いになるため、一般の人が通常のゴミとして処理することはできません。こういったゴミを適切に処理してくれるのも、業者に依頼するメリットです。
グリストラップの清掃費用を抑える方法
グリストラップ清掃にかかる費用を抑えるコツとして、以下の方法があります。
日ごろのメンテナンス
グリストラップ内の油や汚泥は一般ごみとして処理することは出来ませんが、バスケット内の生ごみは一般ごみとして捨てることが出来ます。バスケットはすぐにいっぱいになりやすいため、毎日これらのゴミを回収しておくことが大切です。
定期清掃をする
定期的にグリストラップ清掃を行うことで、配管がつまったり、内部がひどく汚れることを防げます。汚れがこびりついた状態だと、清掃費用も非常に高くなるので、1カ月に1回など定期清掃を行っておく方が後々のコストを抑えられるでしょう。
複数の業者に見積もりを依頼する
1つの業者だけでなく、複数の業者に見積もりを依頼することで、費用を抑えて依頼できる業者を選ぶことができます。ただし、清掃の内容やクオリティなども比較して決めることが大切です。
グリストラップ清掃の業者を選ぶ時のポイント
グリストラップ清掃を依頼する業者を選ぶポイントととして、以下のことを確認するようにしましょう。
実績がある
依頼する業者のこれまでの実績などはしっかりと確認しておきたいポイントです。HPなどを見れば、これまでどういった実績があるのか紹介されているので、1度目を通しておくようにしましょう。これまでの実績をみることで、作業内容と費用が適切かどうかも判断しやすくなります。
優良認定の業者を選ぶ
産業廃棄物処理業の許可を所持し、行政の審査を通過した業者には優良認定が与えられます。そのため、有料認定を受けている業者を選ぶことで、悪徳業者にあたったりクオリティの低い作業を受ける可能性を減らすことができます。
まとめ
いかがでしたか。グリストラップ清掃はグリストラップの種類や清掃内容によって変化します。なるべく定期的な清掃を行うことで、配管詰まりなどを防ぎ、費用を抑えることができます。またグリストラップ清掃を依頼する際は、過去の実績や有料認定を受けているかどうかをチェックすることが大切です。グリストラップを設置している場合は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。